小売業

店長代理と店長の違いは何?【現役店長が解説します】

ベビー店長
ベビー店長
店長歴3年以上のベビー店長です。

 

小売業で働いている方、店長代理を目指している方でこんな疑問をお持ちの方はいませんか?

疑問がある人
疑問がある人
・店長と店長代理の違いは?

・店長代理ってどんな仕事をするの?

・店長代理になるメリット・デメリットは?

・店長代理はどうすれば店長になれるの?

 

こんな疑問を店長歴3年以上・実際に店長代理と一緒に働いている現役店長がお答えします。

 

この記事を読むと、店長代理の仕事内容、店長代理になった時のメリット・デメリットが分かります。また店長代理から店長になる方法を理解できます。

 

 

 

Contents

店長代理と店長の違いは何?

店長代理と店長の違い

店舗業務の裁量が違います。

なぜなら、役職が違うからです。

店長は店舗のNo.1、店長代理は店舗のNo.2です。

 

店長が出勤しているとき、店長は店長代理、その他社員に指示を出します。

店長が不在のときは、店長の意向を店長代理から他社員に指示を出します。

 

ベビー店長
ベビー店長
店長代理は中間管理職だから、店長と他社員の橋渡しの役割があるよ!

 

店長と代理の違いの具体的な内容は以下になります。

店長と店長代理の違い

店長は月・毎日のシフトを作成するが、店長代理は毎日のシフトのみ作成する。

店長は店舗の方針・売上向上対策を考案するが、店長代理は店長の意向を実施する。

店長は値下の権限があるが、店長代理は値下の権限がない。

店長はパート・アルバイトの面接を行い、誰を採用するか決めれるが、店長代理に決定権はない。

店長は発注の権限があるが、店長代理に発注の権限がない。(店長に許可を貰う必要がある)

店長は売上計画達成などの数値責任があるが、店長代理に数値責任がない。

店長はクレームなどのトラブルを解決する責任があるが、店長代理に解決責任はない。

 

今後一緒に働く人の採用や利益が大きく変動する値下の権限は店長にしかありません。

店長代理は店長に提案して許可をもらい次第、行動します。

 

店長代理
店長代理
冬物アウターの回転が悪くなってきたので、50着値下げしてもいいですか?
ベビー店長
ベビー店長
(値下金額は5万ほどだし、大丈夫かな。)いいですよ

数値責任は店長にあるから数多くの権限が店長にあるんですよね。

 

店長代理の仕事

店長代理の仕事は店長の意向を他の社員に伝えること・店長不在時に店舗運営を正常に行うことです。

なぜなら、店長不在時に他の社員に指示を出すのは店長代理だからです。

 

 

ベビー店長
ベビー店長
明日は値下作業から行って、朝一メイン売場にセール品を並べて下さい。
店長代理
店長代理
わかりました。(値下作業の優先順位は売上が高い部門からやってもらおう。明日は作業の優先順位が変わるから朝礼で説明しないとな。)

 

など、店長の指示によって日々の行動を変えていく必要があります。

 

店長代理の具体的な仕事は以下になります。

翌日のシフトを作成する。

クレーム対応を行う。

店舗の開閉店を担当する。

店舗の金銭の管理(日々の売上・経費のチェック)を行う。

作業遅れ、売場のおかしな箇所を指摘するなど店舗全体のチェック。

 

などなど。店長代理は店長不在時、店長の仕事を代行します。

店長がいても店長の仕事を先読みし、指示する前に行動する店長代理は評価が上がります。

 

店長の仕事が気になる方はこちらの記事を参考にしてください。

 

店長代理のメリット・デメリット

店長代理のメリット

店長代理の一番のメリットは店長になれる可能性が高いことです。

店長を目指すには、店長代理を経験しなければいけないからです。

 

 

店長不在時には、店長の上司であるエリアマネージャーと直接やり取りをすることもあります。

その際に店長代理としての有能さをアピールできれば店長への近道にもなります。

 

店長になるためには店長・エリアマネージャーの推薦が必要ですからね。

 

店長代理のその他メリットは以下になります。

シフトを自分で作成できるため、自由に行動ができる。

 

他の社員に比べ、ルーティンワーク(レジ業務・検品作業等)を行う頻度が少ない。

 

店舗全体を把握する必要があるため、業務の幅が広がる。

 

給料・ボーナスが他の社員より高い。

 

定期評価を付ける際、店長代理の役職があると他の社員より評価が高い。

 

昇給の際、他の社員より昇給率が高い傾向がある。

主な店長代理のメリットは【店長への近道】【他の社員より給料が高い・昇給率が高い】【仕事中、自由な時間が増える】となります。

 

店長代理のデメリット

デメリットは、店長と他社員の板挟みになることです。

なぜなら、店長の指示には従わなければならないですが、その指示を他の社員に伝えると文句を言われるからです。

 

店長代理
店長代理
今日の業務は、値下作業600点・売場変更2か所・品出し800点・検品200箱です。本日中にすべて行うようにしましょう。
パート
パート
そんなの無理に決まってんじゃん!接客もあるし、出来るわけないでしょ!
店長代理
店長代理
(俺も店長に言われただけだよ…。俺に言うなよ)

 

こんなやり取りが生じます。

店長代理は他の社員を説得し、業務効率を上げる必要があります。

ベビー店長
ベビー店長
無理やりやらせると仕事のスピード、クオリティが下がるからね。社員のモチベーションを上げる必要があるよ。

 

店長代理のデメリットをまとめておきます。

社員から文句を言われるのでストレスがたまる。

店長から無理難題も言われるからストレスがたまる。

クレーム対応もしなければならないため、ストレスがたまる。

店長不在時は店長代行をするので、突発的な仕事が増える。

 

店長代理のデメリットは仕事内容より人間関係などのストレスだと思います。

 

 

店長代理が店長になる方法

店長代理を行っている方は店長を目指すべきです。

なぜなら、【給与が上がるから】【中間管理職の苦労が報われるから】です。

 

店長になりたい方、興味がある方はこちらの記事をどうぞ。

 

店長代理と店長の違いのまとめ

店長代理の仕事内容やメリット・デメリットはわかりましたか?本記事のまとめです。

 

まとめ

店長代理と店長の違い…業務の裁量が違います。具体的には以下です。

月のシフトを作成するかどうか。

店舗の方針、売上向上対策を講じるかどうか。

パート・アルバイトの面接、採用の決定権があるかどうか。

発注・値下げの権限があるかどうか。

売上計画達成など数値責任があるかどうか。

クレームなど解決責任があるかどうか。

 

店長代理の仕事…店長の意向を他の社員に伝えること・店長不在時に店長代行をすることです。

店長代理のメリット

店長になれる可能性が高い

シフトを自分で作成できるので、自由に行動できる。

店舗全体を見れるので業務の幅が広がる。

給料・ボーナスが他の社員より高い。

 

店長代理のデメリット…店長と他社員の板挟みになることです。

仕事内容より人間関係のストレスが多いです。

 

店長代理が店長になる方法…店長代理は店長を目指すべきです。

なぜなら、給料が上がる+今までの苦労が報われるからです。興味ある方はこちらの記事をどうぞ。

 

店長代理は中間管理職で大変なポジションですが、店長に昇進すると裁量も増え、給料も上がります。店長を目指すのがおすすめです。

 

店長を目指して人的資本を上げるのに加え、金融知識をつけお金を増やしたい方はこちらの記事をどうぞ。

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専業主婦の妻、子供2人、小売店長が33歳で2,000万貯めた方法を発信。