小売業界に興味がある方でこんな疑問はありませんか？
・小売業の年収の推移を教えて？（年代別）
・小売業界の店長って年収低いの？
・店長職は目指した方がいいの？
こんな疑問を小売業歴７年以上店長歴３年以上のベビー専門店店長が自分の経験からお答えします。
この記事を読むと、小売業の店長になると貰える年収の目安がわかり、店長職を目指す必要があるのかが理解できます。
Contents
小売業店長の年収は底辺？【そんなことありません】
小売業店長の年収モデル
私をモデルケースとすると現時点で年収約６００万（額面）です。
細かい情報を下記に書いておきます。
３０歳
店長歴３年
業界歴７年
新卒入社
部下１５人前後
ベビー専門店の店長
月給約３７万
ボーナス約１５０万
全国転勤あり
住宅手当あり（負担するお金は１万前後）
ボーナスは業績に左右されるので、店舗の売上の達成度によって多少増減します。
住宅手当の負担金は、現在１万円で８万５千円会社が負担してくれています。
小売業店長の年収推移
私が所属している会社の年収推移です。
| ２３歳 | ３００万（月２２万・ボーナス４０～５０万） |
|---|---|
| ２５歳 | ４００万超（月２７万・ボーナス１００万） |
| ３０歳 | ６００万（月３７万・ボーナス１５０万） |
| ４０歳 | ７００万（月４２万・ボーナス２００万） |
| ５０歳 | ７００万（月４２万・ボーナス２００万） |
| ５９歳 | ６５０万（月４２万・ボーナス１５０万） |
３０歳までは私の実際の年収推移です。３０歳以降は出世しているか、または降格してしまうかで年収に差が出てきます。
４０歳のとき、エリアマネージャー以上に昇格していれば年収８００万を超えてきます。
逆に５０歳過ぎで役職を降格させられると年収が一気に１００万以上下がることもあります。
小売業店長の年収アップのポイント４選
福利厚生（住宅補助）
住宅補助があるか確認とりましょう。なぜなら、住宅補助の有無で実質的な年収が大幅に上がるからです。
私の場合は、家賃補助が月８万５千円でます。年間だと８万５千×１２ヶ月＝１０２万円となるので、手取り年収が１０２万増えるのと同じです。
つまり、額面年収の場合は１４０万以上増える計算です。
自分の能力関係なく、年収が増えるポイントは大事ですよね。
全国転勤に目をつぶれば、年収を各段にアップできるのでおすすめポイントです。
ボーナス
ボーナスの金額も大事です。（当たり前ですが。笑）
店舗の業績を上げることでボーナスを増やすことができるからです。
店長は売上を達成する責任があります。そのため、売上が計画を達成すればボーナスはアップします。当然計画を下回れば、ボーナスは下がります…
また、ボーナスの査定の一例を以下に載せておきます。
単月の売上計画を達成する。
四半期の売上計画を達成する。
半期の売上計画を達成する。
全体的に売上計画が達成できていない場合、自分の店の計画達成度が上位グループに属しているかどうか。
個人・店舗で大きなトラブルを起こしていないか。
直属の上司に気に入られているか。
当然査定の比重は売上達成度が大きいので、売上計画は達成できるように店舗運営をしましょう。
休日出勤【極力やらない】
休日出勤はやめましょう。
なぜなら、１円にもならないサービス残業だからです。
責任感の強い店長だと以下のようなことを考えます。
絶対にやめましょう。月の労働時間が増えているにもかかわらず、給料が変わらないのは自分の時給を下げる行為になるからです。
店長の仕事は自分がプレイヤーとして作業することではなく、お店の作業をどう効率化していくことを考えることなので。
残業【極力やらない】
残業もやめましょう。なぜなら、管理職は残業手当がつかないからです。
つまり、店長の残業は全てサービス残業です。働けば働くほど自分の時給を下げる行為となります。
私は残業をしないために以下のことを毎日考えます。
当日中に行わなければいけない作業は何か？
その作業はどの程度の時間がかかるか？
その作業は誰が行うのがベストか？
その作業は個人でやる作業か、複数人でやる作業か？
当日行わなければならない作業の進捗はどうか？予定通りか？それとも遅れているか？
期日が決まっている作業はあるか？
期日が決まっている作業は終わらせるのにどのくらいの時間がかかるのか？
期日が決まっている作業を着手する日はいつからか？
などなど。
１日８時間ぴったりで帰るために作業を逆算して必ず時間内に終わらせます。終わらないのは作業の段取りが悪い、作業のやり方が悪いと考えるようにしています。
その後は作業改善に努めます。
店長の方々は長時間労働はせず、定時に帰りましょう。
小売業店長の平均年収【低いのにはカラクリがあります】
小売業店長の年収は２０～３０代で年収３００～４００万円台と書かれている企業も多いですよね。
だから、小売業は底辺だ、店長の年収は低いと言われることが多いです。
しかし、この年代別平均年収にはカラクリがあります。
特にアルバイトからの正社員になれる会社の場合、店長になる年齢が遅いです。
具体的な例をあげると
新卒入社から店長になった人…年齢２８歳 店長の初任給５００万
アルバイトから店長になった人…年齢４０歳 店長の初任給５００万
この２人の場合でも年収５００万の平均年齢は３４歳になってしまいます。
新卒で入社した場合の年収推移は平均年収より大幅に高いはずなので、ネットに出ている年齢別平均年収をうのみにせず、自分で企業のHPを調べたり、現役社員の話を聞くことが必要です。
すると店長の年齢別年収が思っているより高かった場合が見つかるはずです。
店長職を目指すべきか？【条件によるが私はおすすめ】
私が実際に店長を続けていることからもわかる通り、店長職はおすすめです。
店長職気になるなって方はこちらの記事も合わせてどうぞ。
小売業店長の年収まとめ
小売業店長の年収について疑問は解消されましたか？本記事のまとめです。
小売業の年収モデル…私の場合３０歳で約６００万円（額面）
小売業の年収推移
| ２３歳 | ３００万（月２２万・ボーナス４０～５０万） |
|---|---|
| ２５歳 | ４００万超（月２７万・ボーナス１００万） |
| ３０歳 | ６００万（月３７万・ボーナス１５０万） |
| ４０歳 | ７００万（月４２万・ボーナス２００万） |
| ５０歳 | ７００万（月４２万・ボーナス２００万） |
| ５９歳 | ６５０万（月４２万・ボーナス１５０万） |
小売業の年収アップのポイント４選
福利厚生（住宅補助）
業績向上によりボーナスを増やす
極力休日出勤をしない
極力残業はしない
小売業店長の平均年収…大学卒の店長の年収とアルバイトあがりの店長の年収がまとめられています。自分が新卒などの場合は現役社員から話を聞くなどして情報を集めましょう。
店長職を目指すべきか…条件によってはおすすめです。【年収・住宅手当・残業時間・休日出勤などを確認】
店長は意外と年収がいいです。条件によっては目指すのも悪くないですよ。
本業の年収を上げることは大事です。しかし、金融知識をつけてお金を増やすことはもっと大事です。
私が実際にお金を増やした方法や資産額を公開した記事です。参考までに。
