接客業をしている人でこんな悩みはありませんか?
こんな悩みを小売業歴7年以上の店長歴3年以上の現役店長が回答します。実際に解決したクレームの数は20件以上あります。
この記事を読むと、クレーマーからの要求に対し適切な対応がわかり、日ごろのクレーム対応に活かすことができます。
Contents
【上司を出せ!】クレーマーに屈しないクレーム対応のコツ5つ
【上司を出せ!】と実際に言われたクレーム事例
クレーム対応事例:不良品対応の取り寄せ期間が気に入らない!
商品を取り寄せる期間に納得ができないため、お客様の怒りが爆発したことがあります。
怒りの一番の原因は商品が不良品だったためです。
ベビーカーを購入したお客様がキャスターの取り付けができないというクレームが入りました。電話で確認すると不良品の可能性が出てきました。
とクレームが起こりました。今日取り寄せることができないと伝えると「お前じゃ話にならない!上司を出せ!」とおなじみのクレームを言われました。
私は、下記をお客様に伝えることで納得して貰いました。
上司に連絡しても今日取り寄せることはできないこと
不良品を買わせてしまったことの謝罪
なぜ取り寄せに2日かかるかの説明(商品の入荷までのルートを説明)
「上司を出せ!」と言われても本当に上司を出す必要はありません。クレーム対応もパターン化してくるので、ポイントを押さえて対応しましょう。
上司を出せ!と言われた場合のクレーム対応のコツ4つ
クレーム対応は毅然とした態度で臨む
クレーマーの態度にひるんではいけません。
なぜなら、こちらが弱気な態度を見せるとクレーマーの態度が大きくなるからです。
などめちゃくちゃな要求をするクレーマーもいます。できないことは【できない】と毅然とした態度で伝えることが大事です。
クレーマーも「キレたら店舗側が要求をのむはず!」と思って話しているときもあります。
できません!と言うとすんなり引き下がるクレーマーもいます。
毅然な態度でクレーム対応をしましょう。
謝罪はするが、クレーム内容に対してではない
クレーマーにも謝罪はしましょう。
なぜなら、謝罪をすることでクレーマーもある程度落ち着くからです。
怒っている相手に対して、謝罪をしない方が問題になります。
と言われることが多いです。ならば、先に謝りましょう。
謝罪はしますが、クレーマーの言い分を認めたわけではありません。
謝る理由は、以下です。
話し合いをするための時間を割いてもらったこと
わざわざ店舗まで来てくれたこと
クレーマーから「さっき謝罪したってことは、店舗の非を認めたんだよな!」を言われたら上記の理由を言いましょう。
クレーム対応に問題なければ上司を出す必要はない
クレーム対応が正しければ、クレーマーになんと言われようが上司を出す必要はありません。
なぜなら、上司も同じことしか言わないからです。
など、最後はひたすらリピートです。結論に一貫性があり、ぶれない内容を繰り返すことがポイントです。
また、対応方法に問題がなければ、のちのち上司に怒られることもありません。
加えて、上司に手間をかけさせることもなくなるので、いいこと尽くしです。
なんて思われたら嫌ですもんね…
クレーマーの要求にすべて従う必要はない
当然ですが、クレーマーの要求にすべて従う必要はありません。
なぜなら、その要求の中には理不尽・不要なものも含まれているからです。
例えば、以下のような場合
こんな要求は当然無視です。笑
もちろん店舗に非があるのであれば考えますが、クレーマーの無理な要求でしたら相手にしません。
会社のマニュアルを理解し、クレーマーの言い分に正当性があるかを考えることが大事です。
と思う必要はありません。
以下を覚えておきましょう。
相手は正しいことを言っているか
その内容は会社として実施してもいいことか(マニュアルに書いてあるか)
お客様の要求を全て叶える必要はない
【上司を出せ!】クレーム対応のまとめ
上司を出せ!と言われた場合のクレーム対応のポイントはいかがでしたか?
本記事のまとめです。
上司を出せ!と言われた場合のクレーム対応のコツ4つ
毅然とした態度で対応…クレーマーの態度にひるまず対応します。
謝罪はするが、クレームの内容に対してではない…謝罪はしましょう。なぜなら、謝罪をすることでクレーマーも落ち着くからです。
しかし、誤っている理由は、店舗にきてくれたことや時間を割いてくれたからです。決して店舗の非を認めたわけではありません。
クレーム対応に問題がなければ上司を出す必要はない…クレーマーの要求通り上司を出す必要はありません。なぜなら、上司が対応しても結論が同じだからです。
クレーマーに対しては、一貫性のある結論をリピートし続けましょう。
クレーマーの要求にすべて従う必要はない…クレーマーの要求にすべて従う必要はありません。中には理不尽なものも含まれているからです。
- 相手は正しいことを言っているか
- その内容は会社として実施してもいいものか(マニュアルに書いてあるか)
- お客様の要求を全て叶える必要はない
の3つを押さえましょう。
小売業で働く限りクレームはつきものです。ポイントを押さえて慣れていきましょう。